2024/01/26(金)
平日2回まわしの朗読推しのスケジュール神采配でたすかった〜!(土日で友達の結婚式のために帰省が決まってた)
1年前の4i5Nぷろじぇくとのトークイベントでまゆしぃさんの書く台本めちゃくちゃおもしろいな、浦尾さんにもぜひ演じてほしいなと思っていたので、念願叶いました!
開演前のステージの写真撮影OKだったので、グッズの浦尾メイソン岳大さんのアクスタとともに写真撮りました。
人数が多くて舞台に出たり入ったりの入れ替えが多い朗読は久しぶりだった気がします。
朗読とは言え、マイクは固定ではなく、台本を持ちながらであるけど動いたり、映像もあったりして舞台のような映画のようなアニメのような新感覚の朗読でした。
びっくりしたのは、舞台がスクリーンのようなもので前と後ろに二分されていて、スクリーンの後ろにいる人はスクリーンに隠れはしないけど映像の中にいるみたいになっていたこと。
漫画の一コマにある人物のシルエットにキャストが合わせにいってそこからシーンが始まったり、文字のチャーハンが舞ったりとこだわりの演出がたくさんでおもしろかったです。どこかで言葉が降ってきた気もする。
映像メインの演出かと思いきや、舞台の上から紙や花びらが落ちてきたのもこだわりを感じましたね。
映像という非実体のものと落下物という実体の掛け合わせで、過剰では?と思われる(誰が思うんだ?)かもしれないけど、与えられる物が上質だからか最適に感じましたね。
めちゃくちゃ視覚を刺激された良い演出でした。
台本買ったものの台本を見ずに感想を書いているので、間違ってそう。
「買ったばかりの白いスニーカー、雨なのに履いてきてしまった」美波のシーンが終わったあとにマリアがほぼ同じ台詞を言っている。
美波はどちらかというと暗くて内向的な印象。対してマリアは溌剌としていて少女漫画の登場人物のような印象でした。
全然似ていない二人なのに、どうして同じような台詞を言うのか?シーンは入れ替わりで進んでいくし、大学生同士なのに二人のストーリーは交わらないのか?どういう関係性なのか?どうしてだろう?と思いながらもシーンが進んでいくので、ストーリーに観客を引っ掛けておいて没入させるのがうまいな〜と思いました。
ところどころ出てくるリフレイン?やリンクもまゆしぃさんの台本っぽいなと思いました(にわか)終盤になると、マリアたちは美波が自分たちを投影して膨らませた漫画の登場人物で、美波が描いたストーリーだった。
だから美波と同じような台詞やストーリーだった…というのがわかって、それまでに感じていた引っ掛かりや違和感、ギミックが回収されていって、はなしぐれ全体を通しておもしろいな~と感じました。
美波&進二人とも平凡で、普通にキャンパスにいそうだなと思いました。
この二人を軸に物語が進んでいくので、友達から聞いた話というようなリアリティのある親近感を始まってすぐに感じました。
個性はもちろんあるけど、他のキャラが立っているので普通〜が際立つ。
美波は吉岡さんのみ。
進は狩野さん、笹さん。
美波は2公演とも大きく変わった印象を受けなかったけど、進は同じ台詞でもキャストで違いを感じておもしろかったです。
隠れ方もおもろかった(頭隠して尻隠さず笹翼)
慎介
鳥居の下に立ってる濱健人の登場おもろかった……チャラ男か〜〜〜と思っていたら、
再現度の高いレイヤーだったし、SSR再現してくれたし(?)、男嫌いの蘭子となんだかんだ仲良くなっているところにコミュ力の高さを感じたし、
怪我で部活に来てない進を積極的に誘ったり(一緒にいたかったんか…)、進の彼女寝取ったり(そうか〜〜〜)、進と良い感じになってる美波を狙ってる感じを出して妨害(?)したりそうか〜〜〜でも進は友情としか感じてない(普通そうだよね←ご都合主義でない現実感のある脚本だった)し、進には言えないと思って最終的には二人を後押ししてる。
「お前のこと大好きだからさ」にどれだけ想いがこもってるか私には計り知れないけど、あの濱健人の演技すごくよかったです。
好きなキャラだったということですね…そういえば濱健人のこういうお芝居初めて見たかもしれない良かったです。
蘭子
田中ちえ美さんはじめましてでした。
主人公二人が平凡、そこらへんにいる感じだったので、蘭子はちょっと癖が強かったですね。
男嫌いで、男と同じ空間にいるとおなかを殴っているのがトラウマによる自傷行為だとは気付かず…(自分もよく腹筋に力を込めて腹を殴って腹筋の確認をしているので、蘭子も息を止めて気合を入れているのかと思った脳筋…)バックグラウンドが重く、しかもそれが美波と関わりがあることを観客に気付かせるのストーリー的にもお芝居的にも難しそうだなと思いました。
カードは出されたけど、それを繋げるのは観客の頭の中だし、この推測は合ってるけどそうじゃなければいいなと思うようなことだったので。
岩渕メイソン
浦尾さんの三十代?の役、珍しい気がします。
(すぐあとに三十代の役あったが)
メイソンっていうからどんな役!?と思ってたらがんちゃんとしか呼ばれず、メイソンのメの字も出てこなかった…文字炒めチャーハンまたやってほしいです。あれ最高すぎた。
登場シーンは少なかったけど、「帰れねぇんだ。あそこにいる気がしちまって」みたいな台詞、一気にしんみりさせないといけないけど、一瞬で場の雰囲気を作り出せる浦尾さんすごいなぁ。
どれだけ明言されてたか忘れちゃった(台本を読め)けど、東北、この場にいない奥さん…少しの情報で観客が推測した上で、浦尾さんの演技をスパイスとして岩渕のバックストーリーを想像できるのすごいと思いました。
遠藤孝二郎
鈴木裕斗さんのキャラが意外すぎてびっくり。
ぎょすさんの中では低めの声なのか?
毎日キャストが入れ替わる中で、ぎょすさんのみフル出場!
いろんな組み合わせでやれるの楽しいだろうな〜
やってる?って店に来るの良かったです。
うちの店にも来てほしい(そんな店はない)
明るい人、気取らない兄貴肌って感じの人柄が少ない出番の中でもすぐにわかって良かったです。
マリア&道留
マリア役の松田彩希さん、お顔は存じていたんだけど、出てきた瞬間わかんなかった(髪が長かったので)
髪を長くした理由は美波に近付けるためと聞いてこだわりは〜〜👏となりました。
アクスタの話もたしかに!となりました。こだわり。まゆしぃさんのこだわりもすごい。
THE少女漫画というキャラクター(特にすっころんでパンツ丸出しのとこ)だなぁと思ってたら本当に少女漫画のキャラだった。
道留はこんな優男おらんやろ〜と思ったらこちらも漫画のキャラだった。
傘差してあげたり、カーディガンかけてあげたり。
美男美女カップルね、って思ってたらまだ付き合ってなかったその距離感で?
汐谷さんは「あ〜〜ふみよしっぽいキャラ〜」というふわふわの甘やかしボイスでキャラに合っててよかったですね。
松本ひなたさんははじめましてだったんだけど、立ち居振る舞いが王子様みたいでリアル漫画やんとなりました。
特に印象的だったのは、漫画のコマにマリアと道留が合わせに行ってから始まるシーン。
漫画ですよってもうほぼ答え出されてるのに全然気付かなかった。
南野マリアという名前も進の読み方でなるほど!と思いました。南→北的な名付けもある?名前関連させるの少女漫画っぽい。
終盤のラジオ番組が開演前にわけもわからず流れてるのもよかった。
まじで初回はラジオ(諸注意)流れてきて、なんでラジオ?事前コンテンツあったっけ?とびびりちらかしました。
恭介
出てきた瞬間、あれ…?なんかデジャヴ……と思ったら慎介オマージュだった。
美波進と違って、マリアと道留は二人がヒロインヒーローという空気感で、もう負け確では…?と思わせられでもそこに噛みついていく恭介…という印象でした。
今井さんの演技みたの初めてだったかもしれない…?
ダウナーな印象なんだけど眼光鋭くて、二人の間に割り込んでしまうんじゃ…という侮れないキャラでした。
終演後の置かれた傘、スクリーンに映るふたりの近いようで遠いようなじれったい距離のイラスト、雨音(たぶん)余韻の残る終わり方でめちゃくちゃ良かった。
カーテンコールがないことで、余韻に浸りやすくて良かった。(今回はカテコないのが正解だった)
最初から最後まで、それこそ劇場入ってから出るまで世界観に浸れてすごく良かったです。
ランダム系はもうしんどいお年頃ですが、素敵なグッズがたくさんでよかったです。ランダム系なんとかゲットできてよかった…ありがとうございました。